もりおか俊行のブログ

没頭、熱中、表現の場づくり! イギリスで制度化されている社会的処方の考え方を取り入れ、制度ではなく文化にしていく市民活動。 人と人、人と活動を繋ぎ、人々を元気する活動で、ともに釧路市を変えていきましょう。https://twitter.com/903evo

釧路駅高架化事業について

8月23日の話題について、どのようにお伝えすべきか迷いつつ、なかなかお伝えできないままになっていました。

おそらく釧路駅の高架化が、市民にとっての一番の関心事だと思うので、知りたい気持ちに答えたいという思いから、この話題を選びました。

 

現状の釧路駅周辺は、人通りがほとんどなく、車の通りがあっても、その多くは釧路駅周辺には用事なく、通過点にされてしまっているそうです。

最近では廃墟ツアーが企画されるなど、市街地の廃れっぷりはインターネット上でも話題となりました。

 

多くの市民の疑問は、現状の釧路駅を大金をかけて高架化する意味はあるのかということだと思います。

これに対して、住民説明会の内容から抜粋してお話します。

まず、実現しなかった過去二回の鉄道高架化計画は、将来的な人口増加を想定した計画であったこと、今回の計画は、人口減少を想定した非常にコスト意識の高い計画であることを強調しての説明となっていました。

駅東西にある2つの跨線橋が老朽化しており、維持管理するには大きな費用が必要になるので、この維持を諦めて平坦化し、代わりに駅を高架化することで、災害時の移動もスムーズにするという狙いがあるようです。

 

参加者からは、防災に対する不安の声や、コストに対する疑問の声が上がりましたが、非常に丁寧に対応されている印象でした。

現在の計画を提出しても、国から申請が降りるまでに5年以上かかるということで、最終的には、計画に反対というよりも、早く実現して欲しいという雰囲気の中で閉会したように思います。

 

私からはまず、街中で安心して車を停めることが出来る無料駐車場の設置を提案させて頂きました。この提案は、帯広の例を上げながら提案された方もいたので、私からは、住民アンケートの結果や、道東の中心地、観光面から提案をさせて頂き、とても好意的に受け入れて頂きました。

それから、駅からテナントが撤去されるということで心配していたのですが、地場産品売り場や飲食スペースが予定されているらしく、このスペースの充実をお願いしました。

そして、釧路デザイン計画の活動についても、お話させて頂きました。

景観問題に関しては市としての関心も高く、集会の後にも少しお話させて頂きましたので、この部分については、また別途このブログにてお話させて頂きたいと思っています。

 

釧路駅高架化事業については、まだまだ疑問に感じておられる市民が多いのではないかと思います。私自身も疑問の声に答えられるように、今後も知識を積み重ねていきたいと思っています。